ビジネス

回転寿司と回らない寿司の価値の差は「ワクワク感」

こんにちは、ふーたです。

今回は、

「回転寿司屋と回らない寿司屋の違い」

について徹底分析を
していきたいと思います。

 

なんでこんなことを急に書こうと
思ったかと言うと

「回らない寿司屋のほうが
回転寿司よりも高級」

というなんとなくの
イメージってありますよね。

 

で、ふとこれに対して

「なんでだ?」

って純粋に思いました。

 

あなたはこれの答えを
はっきりと言えますか?

僕はこれについて深く考えたら、
ようやく答えが出ました。

 

そしたら、マーケティングの観点から
「価値」というものについて
めちゃくちゃ深掘ることができました。

 

今回は、あなた自身の思考力をもって
「価値」の考え方について
様々な点から見出していけるようになる。

それができれば、
結果的に大きく稼ぐ力が身につくようになる

ということについてお話していきます。

 

ちなみに、回転寿司といっても
いろいろありますが

今回はス○ローやく○寿司といった
100円のお寿司を対象に考えていきます。

 

逆に回らないお寿司にも
たくさんの種類がありますが

例えば銀座で食べられるような
高級寿司を考えたとき

前者は2貫の寿司でたったの100円
後者は1貫の寿司で1000円や2000円以上

そんなことはザラにあります。

 

同じ寿司なのに
値段だけでも20〜40倍の差です。

いくら高級寿司とはいえ、
この違いはなんなのでしょうか?

 

味だけであれば高級寿司の方が
ずっと美味しいのは事実です。

だからといって

「高級寿司の方が20倍も美味いか?」

と言われると正直疑問です。

 

あくまで同じ「寿司」です。

「美味しさ」というものは
人によって感じ方が異なるので
あくまで相対的な基準です。

それに100円だからって超まずい粗悪品を
販売しているわけではありません。

100円であっても商売として
ちゃんと成り立っています。

 

それを考えたとき、
あらゆる観点からみた「価値」が
この値段の違いを生んでいたことに
気づきました。

 

高級寿司の場合は
扱っている食材が

・実際に希少性の高い魚や部位

とった点だけでなく

・美味しそうなネタが目の前のショーケースに並べられていというワクワク感
・プロの職人が目の前で握ってくれているという期待感と安心感
・店の雰囲気そのものが作り出す高級感
・銀座などであれば、その地域特有の「相場観」

このように様々な要素が考えられます。

 

逆に、100円の寿司屋は基本的に

・シャリは機械でほぼ全て同じ形のものを大量生産
・ネタもアルバイトが店の裏でポンポン乗せている

という風に、完全に機械的に行われています。

 

技術なんて一切要りません。
教われば5分で誰でも今すぐにできます。

他にも回転寿司だと、
「自動巻物製造機」といったマシンがあります。

 

これを使うと巻物1本が
3秒で出来上がってしまう、

という大変な優れものです。
(昔回転寿司でバイトしてたので作りまくってました)

 

仮に目の前でこうした
機械的に作ったお寿司を出されて

「1貫1000円です!」

と言われたとして、
払いたくなるでしょうか?

 

僕ならなりません。笑

 

あくまでアルバイトの作った機械的な寿司なので、
高級感も感じないしその値段は出せないですよね。

 

これって「演出効果」みたいなもので

・雰囲気のある環境下で
・価値を感じる演出で
・信頼のできる人間が作る

これらがお客さま側の
「感情」を引き上げることによって
相手の心の中で「価値」を上げています。

 

こうした例は探してみると
案外そこら中にあります。

 

僕の体験で言うと、
大学時代にイタリアンレストランで
ピザ調理のバイトをしていました。

2年ほどバイトしてましたが
軽く2万枚は記生地を叩いてました。

 

自慢じゃないですが、
これだけはかなり上手い方だったと断言できます笑

バイトの身とはいえ、
社員並みにピザの技術が鍛えられたので
パフォーマンスとして魅せられるレベルで
ピザが作れます。

 

「ピザを作れる」というだけで
できる人間は少ないので
その技術が高いとなると
かなり希少性の高い人材です。

 

僕が当時働いていたお店というのが
ピザ場が店の入口に入って
すぐのところにありました。

つまり、店に入らなくても
外側からピザを作っている姿が丸見え、
ということです。

店に入れば1歩でその姿を
間近で見れます。

 

これのおかげで、
お客さまから見たときに

「この店のピザは手作りだし絶対美味しい!」

という期待感と安心感を与えているわけです。

 

なので、提供しているピザの価格も
その辺のファミレスと比べれば
倍近い価格でした。

それでも売れてしまうどころか、
当時はあまりにも忙しすぎて
悲鳴を上げてました笑

 

プロの職人(バイトの身ですが)
が目の前でめちゃくちゃ高い
パフォーマンスを発揮しているという事実。

それで実際に出来上がる
キレイで美味しそうなピザの数々(自画自賛)

お客さまの期待感をどんどん底上げしていたので
時には10人以上が同時に眺めている、
ということも珍しくありません。

 

これがファミレスのように
冷凍ピザをただ冷凍庫から出して焼く、
といった姿を見せられても
期待感は一切高まりません。

それくらい「演出」というのは大事な要素です。

 

なので僕はピザ屋を見つける度に
ピザ窯が店の奥深くにある店を見ると

「この店もったいないなー」

って思ってしまいます。

 

お客さまの目の前で
ピザを作っているというだけで

「お、美味そう!
ちょっとピザ食べてみようかな」

と思われやすくなるので
集客効果も発揮できるわけです。

 

寿司を高い技術で握れる人材
ピザを高い技術で成型できる人材

 

他にも例を上げると

・マジックで高いパフォーマンスのできる人材
・サーカスで運動能力を魅せる人材
・あらゆるスポーツのプロのアスリート

まだまだたくさんあります。

 

彼らは全員、
多くの人がカンタンには真似できないレベルまで
技術を高めて人々を魅了しています。

それはすなわち

「希少性」を上げて
「価値」を高めたのです。

これが人が価値を感じて高いお金でも
払いたくなる理由です。

 

寿司屋の例に戻っても

・何年も修行した高い技術を持つ職人のパフォーマンス
・高級感漂う店の雰囲気作り
・銀座などであれば地域特有の「相場感覚」

これらが、お客さまにとっての
「価値」を高めています。

 

結果的に、
味だけでは語れないほどに
価格を高めています。

価値はたった1つの要素だけでは
判断ができないということです。

こうした多角的視点を
日常の様々な視点で持つことができれば
あなたのビジネスの価値も高められ
結果的に大きく稼げることにもつながります。

 

ぜひ日常の中で
普段当たり前に考えていることについて

「これはなぜなんだろう?」

と考えるクセを持ってみてください。

今までは気づくことのできなかった
新たな視点が生まれます。

ではまた!

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