勉強法

【理解・分解・再構築】鋼の錬金術師から学ぶ具体化と抽象化

名作マンガ「鋼の錬金術師」の
テーマで題材でもある錬金術の概念

【理解・分解・再構築】

作中だと、
例えば石の構造を理解して
同じ材質の石の剣に変える、みたいなこと

これを理解することで
ブログでもYouTubeでもTwitterでも
多くの人が問題の一つとして抱えている

発信のネタがない

この悩みが解決できることを
今回の記事で話していきます。

 

今回の内容は

コンテンツネタの無限生産術
と言ってもいい。

それくらい超超超・重要な考え方です。

 

具体化とか抽象化とか、
ちょっと難しい単語が若干多めですが
記事を読み終える頃にはしっかり腑に落ちて
ネタ作り思考が身についています。

というかこれ理解すれば
あとは息してるだけで
ネタが無限に生み出せるようになります。

一つのテーマからのネタの細分化事例

例えば、

【会社員では決して時間とお金の自由を得ることができない】

というテーマで記事を書くとする。

 

ぶっちゃけこのテーマ、
ググればいくらでも記事が出てくる。

それにTwitterでも
同じような記事を書いている人は
探せばごまんといる。

 

故に、
このテーマのまま書いても差別化ができない。

差別化ができないということは
印象に残らず周りに埋もれていく。

一度は読まれたとしても

「そういえば、あの記事って誰のブログだっけ?」

こうやって忘れ去られて終わる。

 

ブログもYouTubeもTwitterも、
情報発信は自己流でやると死ぬ。

事実として、
100記事200記事書いても
稼げないブロガーあるあるが

正しい差別化の考え方、
ライティングの基礎を学んでいない

そんなパターンがほとんどだ。

 

だからこそ、
「この人の発信は他の人と違う」
と思ってファンになってもらうために、

ブログであれば

「この人の記事おもしろい、
他のも読みたいな!」

と思ってもらえるように、

知らぬ間に時間を奪われていた
YouTubeのチャンネルみたいに
ファンかを目指すのが第一。

つまり差別化しないといけない。

 

この

「自己流でない、でも差別化になっている」

という矛盾が実現できるコンテンツとは?

 

それは、

経験や体験を語ること

人の人生なんてその人それぞれのものなので
人生経験であれば人と同じ、ということはない。
(似たようなものは出てくるけど)

ちなみに経験は何も
自分だけでなく他人から
見聞きした経験でもいい。

 

先程の

【会社員では決して自由を得ることができない】

というテーマに繋がる経験談を語るなら、
例えば

【年収600万の有名IT企業だけど残業150時間の超絶ブラックで身体を壊した体験談】

【有給10回申請しても休みが全然もらえなくて大切な友人の結婚式に行けなかった体験談】

などなど、いくらでもテーマに沿った
内容で書くことができる。

もし経験に沿って書かずに

「よし、成功するには
成功者の真似をすればいいのか!
じゃあ同じ内容で記事書くぞ!」

 

こうやって意気込んでも、結果は

「こんなの誰でも書けるやん」

他人の記事の語尾を変えただけとか、
まさにそんな感じ。
(※過去の僕です)

それにコピーしたとしても、書いてる内容も大体

  • 勤務時間が縛られていて面倒だから
  • 朝起きるのが辛いから
  • 満員電車が辛いから

などなど、
どの記事読んでも
大体同じ内容が出てくる。

 

しかし、先に書いたように
経験談を語れば一つのテーマから
いくらでもネタを抽出できる。

 

ちなみに「経験」「体験」と書くと
何か大きな出来事でないと
書けないんじゃないかと思う。

だけど、日常レベルの
超くだらない気づきや発見からも
ネタは作れる。

この記事なんて
コンビニのイートインでくつろいでいた時の
超くだらない発見を記事にしたものだ。

ペットボトルから学ぶ時間との関係性

 

ただこれだけ話しても、

「どうやって経験をネタに繋げればいいんだよ!!!」

というツッコミが出る。

 

情報発信でお金を稼ぐなら、
発信する情報は顧客にとって
学びになる、有益である

という条件は絶対満たさなければならない。

有益でない体験談は単なる日記です。

趣味でやるなら良いにしろ、
ビジネスでやる以上は
絶対外しちゃいけないところ。

 

経験をきちんんと有益なネタに変えるには?

という思考法を話していきます。

 

日常を理解して分解してネタ化していく

では、今回のテーマの

【理解・分解・再構築】

これを実際に活かして
ネタを作っていく。

理解

例えば、道路を眺めている時

あまりにも当たり前すぎて
何も考えずにスルーしてしまう人が
99.999%の事象として

「車が走っている」

という事象、
というか事実。

当たり前すぎて言語化する人なんて
存在しないだろう。

まずこの当たり前を言語化する。

改めて見ても

「ああ、うん、車走ってるな」

としか見れない。

 

でもこれでいい

今この段階が【理解】になる。

分解

次にこの理解した内容を
もっと抽象化してみる

車って要は鉄の塊で、
さらに車を運転する目的は
どこか目的地へ向かうこと。

 

つまり、「車が走っている」を抽象化すると

  • 鉄の塊が動いている
  • 目的地へ向かっている

というざっくりとした事実に
言い換えられる。

この段階が【分解】になる、

分解=抽象化ということ。

再構築

「車が走っている」という事象を
二つの事実にざっくり分解したが、
この二つであれば車だけでなく
飛行機でも船でもなんでも言い換えられる。

つまり、

「飛行機が空を飛んでいる」

この具体的事実に再構築できる。

 

つまり、再構築=具体化だ。

 

カンタンにまとめると、

  • 理解=具体的な事実の把握(体験や気づきを)
  • 分解=抽象化
  • 再構築=具体化

 

ちなみに「鉄の塊が動いている」だけで
言い換えるなら別に乗り物である必要もない。

極論「槍が降ってくる」
という言い換えでも全然良い。

「鉄の塊が動いている」
と言ってしまえば

車が走っていることも、
槍が降ってくることも、
本質的には全て同じだ。

 

理解・分解・再構築
具体化と抽象化

 

いきなり90点のハイレベルでできるわけではない。

が、常に思考して慣れていけば
柔軟な思考もどんどん可能になる。

「ネタがない」という悩みのある人に
この思考状態でネタをどんどん話していけば
めっちゃすごい人に思われるし、

「この人から学びたい」って思う人も出るだろう。

無理矢理でもいい、というか無理矢理が大切

他にも具体例を挙げると、
自販機で例えてみよう。

自販機が動いている(=事実・理解)状態は
以下に分解できる

  • 電気で動いている
  • お金を入れれば物が買える
  • 中に飲み物が入っている

この中で、
「お金を入れれば物が買える」

この抽象的事実を活かすと、

「がちゃがちゃ」や「コンビニの無人レジ」

といった事例に具体化(=再構築)することができる。

 

こう書くと、

「そんなの無理矢理だ!」

と思うかもしれないが、
ネタ作りには多少の無理矢理感も必要だ。

 

他にもめちゃくちゃ無理矢理な
事例の比較を挙げると、

  1. ダイエットで大事なのは95%食事であり、たとえ毎日10km走っても毎食のように米やパスタを食べていたら痩せない
  2. ライティングを学ばずにブログを100記事書き続けても読まれず、興味ももたれず、稼げない

この2つの事例に共通する意味は?

「知識不足」が原因であるということ。

1はダイエットのために運動ばかり
頑張っている人は間違っているということ

2では学ばずにテキトーにブログ書いても
誰にも見られない記事ができあがる
ということを示唆している。

 

要は、1のダイエットの間違い(事実)
に対して知識不足であること(分解・抽象化)
を指摘する。

そして、2の

「ブログで稼ぐならライティングを学ぶ」

という具体的な事実に再構築する。

 

ダイエットの法則と
ブログの知識なんて
どう見ても接点がないこと。

同じと考えるなんて無理矢理だ。

しかし、抽象化することで
本質を同一に考えていける。

 

少しづつ慣れていって
ネタがない、という悩みを
消していっていただければと願う。