【コンサルしてみた】鶏卵農家の売上を爆発させるリピーター戦略 - 会社3回クビになってから配達で月収129万稼いだ男のストーリー

こんにちは、ふーたです！

今回は

「鶏卵農家の売上をどうやって上げるか

　そしてそれを安定させていくか」

というテーマで書いていきたいと思います。

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鶏卵農家、つまり養鶏場です。

ニワトリ農家です。

ただし、鶏卵農家といっても
今回のコンサル対象は

平飼い鶏卵農家に限定します。

みなさんは日本の養鶏農家が
主に２種類あるのをご存知でしょうか？

①ケージ飼い式養鶏場

②平飼い養鶏場

この２つが日本には存在しています。

ちなみに、比率でいえば

【ケージ：平飼い＝97:3】

くらいの割合です。

平飼い養鶏場って日本ではメッチャ少ないです。

なのでこの農家から生産される卵って
かなり希少性が高いんですよ。

たまに10個入りで1パック500円とかする
卵があるじゃないですか。

あの価格帯の卵は大体平飼い農家で作られています。

逆に100〜200円の価格帯の卵は
希少性の低いケージ飼いの
農家で生産されています。

なぜこのような違いがあるのかは
今回の記事の趣旨と触れないので
置いときます。
（話すとめちゃくちゃ長くなります）

大きな違いを挙げるのなら

平飼い卵のほうが
ニワトリが自然な姿のままで生きているので
そこから産まれた卵も健康的だということです。

なので、卵自体も
健康意識が高い方に多く好まれます。

健康意識の高い方は
高価格帯であっても
このような卵を日々口にしています。

今回はそのような健康的な平飼い卵の
養鶏場の売上を安定して上げていくための
方法について解説していきますね。

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まずですが、高価格帯の平飼い卵は
スーパーにはほとんど並びません。

スーパーだと安さ重視が基本のため
高い食材は基本的に買われないからです。

じゃあ普段どんなところで
売られているのかというと

①健康食品の専門店

②オーガニックファーマーズ（健康野菜の朝市）

無農薬の野菜を生産している農家や
今回の平飼い鶏卵農家は
健康食品店に直接商品を卸す。

もしくは農家の方が
朝市で直接販売に来ることが多いです。

朝市は都内でも土日によく
色んな場所で開かれています。

当然こういった場に来るお客さまは
健康意識も高い人ばかりです。

特に②の朝市

農作物に高いこだわりを持った農家と
健康意識の高いお客さまが
直接触れ合える貴重な機会です。

ですが、ほとんどの場合で
機会損失を起こしています。

それは、

販売だけで終わってしまっていること。

これってめっちゃもったいないんですよ。

せっかく直接お客さまと触れ合える機会

農家からすれば
ファンになってもらうための
大きなチャンスです。

なのに農家の方々は
わざわざ遠いところから
やってきて野菜や卵を販売するだけ。

ただでさえ無農薬や
抗生物質不使用といった健康食材は

・高価格
・数が少なく希少
・なのに日本人の健康意識が低いので売れにくい

という要素を兼ね備えています。

ですが、農家の方々は
せっかく商品を買ってくれやすい
お客さまがたくさんいる場に
出店しに来ています。

朝市にはどの地域においても
20〜30に及ぶ沢山の農家が出店に来ています。

そのためどこへ行ってもライバルも多いです。

野菜だけでなく、
今回のコンサル対象である
養鶏農家も4〜5組は必ずいます。

なので朝市で買い物だけして

「ハイ終わり」

ではなくその先につなげるべきです。

もっと安定して継続したリピーター化を狙うこと。

例えば、商品を購入してくれたお客様に対し

「後日うちの農家で
　卵の収穫体験や採れたての卵を使った
　料理を振る舞うイベントやってます。

　よかったら一度ご体験してみますか？

　お子さんもいらっしゃれば
　一緒にニワトリと触れ合えますよ！」

といってイベントを開催します。

これが専門店であれば

「卵の収穫イベントやってます！
よかったら一度来てみませんか？

といったチラシを
貼り付けてもらうだけでも
訴求効果になります。

普段からわざわざスーパーではなく
お店や場所を選んで食材を買いに来る方は
かなり意識も高いです。

こうしたイベントをやれば
普段自分が食べている食材が
より安心できるかどうか
気になる方も多い。

（これ僕が実際にこの心理状態になりました）

イベント開催の狙いとしては

・ストレスを与えずに育てたニワトリの健康的な姿を実際に現場で見てもらう。

・健康的に育ったニワトリについて現場で詳しく説明する。

・実際に卵を収穫してもらい、1個1個キレイにしてもらう。
子供がいればニワトリと触れ合えるので尚良し。

・実際に採れたての卵で作った料理の数々を味わってもらう。

結果、お客さまの体験価値を高めて

「この農家から直接買い続けたい！」

と思わせてしまえば勝ち確定です笑

ここで卵の継続発注を
推していくことで
注文を獲得しやすくなります。

先にもお話しましたが
日本で流通する鶏卵は97％がケージ飼いの
低価格帯の卵です。

たった3％しか存在しない平飼い農家では
そもそも海外と比べ健康意識がまだまだ低い
日本人の大量集客は不可能に近いです。

なので1人1人のお客さまと
濃い関係を築き上げて
継続的に商品を購入してもらえる
状態が第一になります。

売上の基本公式は

【集客数✗成約率（継続率）✗商品単価】

集客だけ鍛えても売上には繋がりにくいです。

大事なのはリピーター、
そして顧客単価を上げること。

平飼いの鶏卵農家だと、
無農薬や無添加といったことにも
かなりこだわっているため
農家によっては野菜を育てていることもあります。

もしくは周辺農家が同じようなこだわりを
持っていたりもします。

なので卵を継続発注してくれている
お客さまへ向けて

「安心安全、無農薬野菜の
盛り合わせセットもご提供中！

卵と一緒にご注文いただくと
セット価格で購入できます！」

といった感じでクロスセル商品を一緒に勧める、
もしくは発注先のお客さまの商品に
折込チラシを入れておくのもいいですね。

一緒に注文してくれるようになれば
顧客単価も上がり、より売上が安定します。

他にもお得な商品情報や
農家の方々の思いがこもったストーリーなど

毎回発送する商品に
チラシを入れておくだけでも
継続率の向上にもつながります。

（LINE＠などの配信でもいいですが
こうした食材へのこだわりは
高齢の方も多いのでチラシ訴求は効果的です）

さらに、こうしたファンを
1人でも増やしておけば
周りの人への口コミにも繋がります。

健康意識の高い人の周りには
同じように健康意識の高い人が
比較的多いです。

オーガニックの朝市は
まさにそんな人たちが結集している場所です。

なので、折込チラシにも

「今度の朝市で
採れたての季節限定野菜セットを販売！

数量限定ですが
継続発注していただいているお客さまには
優先的に販売いたします！」

という内容を差し込んでおきます。

すると普段は発注商品だけで
過ごしているお客さまも
たまには再度朝市に行きたくなるでしょう。

現場においてもお客さまと農家の間で
既に信頼関係が築かれているので
会話も弾みます。

そんな時に周りのお客さまにも

「この農家の卵や野菜は
めっちゃオススメですよ！

体験イベントも行きましたが
本当に美味しいし安心です！」

といった、現場での生の口コミだって
生まれる可能性もあります笑

そうなれば、さらなるイベント集客。

ひいてはその後の継続発注の
お客さま増加にもつながります。

売上もより高く安定することになります。

ここまでの大事なこととして

リピーターの存在
商品を増やして顧客単価を上げること

以上の2点についてお話ししました。

順序としては

鶏卵農家の卵を起点に朝市イベントや店舗チラシでの認知（集客）
→実際の収穫イベントに招待して農家の思いを知り、仕事を実体験（ファン化）
→卵の継続発注を勧める（販売）
→安心安全の無農薬野菜もセットで販売（単価向上）
→折込チラシなどで継続率・訴求効果をより高める（アフターフォロー）
→その後も定期的に朝市イベントに来たくなる仕組みを作る（口コミ拡大）

専門店や朝市の販売だけで終わってしまうと
あくまでただの「認知」です。

多少の商品を購入されても
継続的なファン化には繋がりにくいです

そんな中で

「イベントやってます、どうですか？」

なんて言っている農家は
まずいないので

「え、気になる！行ってみたい！」

と少なからず
思ってもらえるようになります。

フロントエンド：朝市などへの直接出店や店舗への品出し

バックエンド：イベントに直接呼び込んでリピート発注のセールス

安定した売上を上げるには
この形が理想的です。

多くの人はフロントエンド、
つまり認知で終わってしまう場合がほとんどです。

認知さえあればそこにチャンスが生まれます。